環境保全への取り組み
北大阪急行電鉄は、「地球環境の保全は人類共通のテーマであり、より健全な地球環境を次世代に引き継ぐことが私たちの使命である」との認識にたち、企業活動を通じて地球環境の保全に努め持続的発展が可能な社会づくりに貢献します。
電車を走行させるには電動機を使用しますが、ブレーキ時にはその電動機の回転力を発電機として活用し、そこで生まれた電力を電車線へ帰し、付近を走行している電車のエネルギーとして使用します。
このブレーキシステムを「回生ブレーキ」と言い、約20%~30%の電力が他の電車で使われる、省エネルギー車両となっています。北急在籍車両すべてが回生ブレーキ付きです。
客室内の照明、クーラー・ヒーター、VVVFインバータ等で必要となる補助電源は、半導体素子(IGBT)を用いたSIV(静止型インバータ)方式を採用しています。 回転式のMG(電動発電機)方式と比較すると、冷却用ファンが不要となり騒音がほとんど発生せず、効率が良いため省エネルギーにつながっています。
8000形車両ポールスター号の車内照明、前照灯をLED化することで、消費電力を削減しています。
2014(平成26)年4月28日に省エネルギー性能に優れた新型車両9000形「POLESTARⅡ」を運用開始しました。
各駅ホームのゴミ箱を2014(平成26)年3月末に更新し、ゴミをよりリサイクルしやすいよう、「普通ゴミ」「ビン・カン」「ペットボトル」「雑誌・新聞紙」に分別収集できるタイプのものを設置しています。また、各駅のトイレでは、乗車券の廃券をリサイクルしたトイレットペーパーを使用しています。
各駅ホームのベンチを2014(平成26)年3月末に更新し、環境に優しいリサイクルウッドを素材としたものを設置しています。
信号機はLED化し、消費電力を削減しています。また、省エネルギー効率の優れているトップランナー方式の高圧変圧器を導入しています。
箕面萱野駅・箕面船場阪大前駅・千里中央駅・桃山台駅・緑地公園駅ホームの照明をLED化することで、消費電力を削減しています。
各部署から収集したエコキャップはリサイクル業者に売却され、その収益は「認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会」(JCV)に寄付されます。JCVはこの寄付金で6大感染症のワクチンに換え、発展途上国の子どもたちに送っています。また、ワクチン接種関連物資の購入にも充てられています。