北大阪急行線が箕面市まで延伸。2つの新しい駅が誕生します。
延伸に伴って増備する9000形(3編成・30両)の製造過程をご紹介します。
ステンレスの板を切断し、機械を使って折り曲げ、溶接をし、電車の側面の壁や屋根などの部材(パーツ)をつくっていきます。
出来上がった部材を使って、電車の先頭部分や壁、屋根、床をつくっていきます。
壁や屋根、床をつなぎ合わせ、電車の形が出来上がりました。
設計図通りにできているか、細かいところまで注意を払い確認していきます。
電気配線や運転台デスクの取り付けを行い、座席やつり革、手すり、化粧板や床敷物などの内装を仕上げていきます。
空気タンクやバッテリーなどの床下機器を取り付け、空気配管・電気配線作業を行います。
車体に台車を取り付け、線路を走行できるように調整します。
「POLESTARⅡ」のエンブレムを取り付け、車体にデザインシールを貼り付けていきます。
設計図通りの大きさにできているかを確かめる車両限界試験や、車内に水が入ってこないかを確かめる水かけ試験など、入念な検査を行った後に、工場内で試験走行を行います。
完成した車両を一日に2両ずつ、深夜にトレーラーで車両製造工場から桃山台車庫へ輸送します。輸送するために取り外した台車はもう一度、車庫内で車体に取り付けます。検査や試験走行を行い、2023年8月から順次、営業運転を開始します。