全国や世界で知られる
ビールになっても、
ずっと大切にしていきたいのは、
箕面の街や人とのつながりです。

もともとは吹田市の千里丘で小売業の酒屋を営んでいました。1994年に酒税法が改正され、日本各地で地ビールがつくられるようになり、私たちも酒屋への卸売に特化した地ビールの製造を1997年から開始しました。箕面ではじめたのは、当時から地元の酒屋さんとの付き合いがあり、箕⾯滝や国定公園、そしてお猿といった環境に魅了されたからです。
箕面ビールは「食事に合う、1杯にとどまらないビール」をめざして、いまは定番の6種類と季節限定の商品を販売しています。いまではお猿のラベルで覚えていただくことも多いですが、このラベルシリーズが始まったのは2012年頃。定番ビールはお猿ではなく、スタウトやピルスナーといったビアスタイル名を⼊れて種類ごとに配⾊を変えているのですが「⾊で好きな銘柄を覚えた」とおっしゃるお客様もいらっしゃいます。

スタウトがWorld Beer Awards 2009世界金賞を受賞、最近でも定番のピルスナーがWorld Beer Cup 2024 Bohemian pilsner部門で銅賞を受賞することができました。地道に製造を続けることで創業当初から⼤切にしてきたのは地元に根付くことです。箕⾯特産の柚⼦を使った冬季限定ビール、ふるさと納税の返礼品や地元でのイベントにも積極的に参加しています。近隣でもコンビニやスーパーなどに置いていただいており、箕⾯ビールが少しずつ地域の⽅の⽇常に溶け込むよう、これからもローカルイズベストで取り組んでいきたいと考えています。
出来立てのビールが楽しめるWAREHOUSEには地元の⽅はもちろん、海外の⽅、ランニング帰りの⽅も来られます。2024年9月には私たちが主催する感謝祭を箕⾯船場阪⼤前駅の広場で開催します。また沿線には箕⾯ビールを取り扱ってくれる飲⾷店もたくさんあるので、ぜひハシゴしていただければうれしいです。

お話を伺った方：
大下香緒里さん（株式会社 箕面ビール / 代表取締役）